2009年3月アーカイブ

夜の中華料理

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僕は帰り道にある中華料理屋で一人、遅めの晩飯を食べる。
中華料理屋の毒々しい空気がたまらなく好きだ。

そこでは外国人労働者が働いていて、入れ替わりで出入りする客の対応のためフロアを往き来する。
客のほとんどが僕と同じオッサンで、殆どがビールを飲んでいて、半ライスを頼む。

料理は雑だし、店の雰囲気だって決して良くは無い。

常連客はいつものテーブルに腰掛けて競馬の勝ち負けの話をしているし、明日のレースの話をしている。
今日は幾ら勝ったとか、明日はこの馬に賭けるだとか。

そこで静かに会話も無く黙々とラーメンを食べる。もちろん半ライス付のセットで。


食べ終わると「ご馳走様」と一言だけ呟いて店を出る。


何か泥臭くて、人間の性が垣間見えるそんな雰囲気の空間で食べる中華料理が格別に美味いから。

2011年9月

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