懐かしい香りのする地へ足を運んだ。
久しぶりに歩く道、眺める風景、忘れていた記憶。
交差点で足を止め、想いを馳せながら空を見上げる。
いつだって僕は精一杯やってきたつもりだ
この土地に居た時も、この土地から去ってからも
交差点で足を止め、空を見上げて考え事したな。なんて未来に行ってみたり。
物事が思い通りに進まない事だってあるさ。なんて自分に言い聞かせてみたり。
信号が青に変わった。
一歩一歩、駅へと近づく。
帰りの新幹線では吉本ばななの「キッチン」を読んだ。
脳の外側が薄い膜を作り、その全ての志向を本へ向けることが出来たのは久しぶりだった。
