毎年、蝉が鳴きだすと夏の訪れを知り、寒蝉が鳴きだすと夏の終わりをいとしむ。
あの夏は川で泳いだとか、この夏は海で泳いだとか。
今年の夏は暑いとか、水不足だとか。
カキ氷はよくブルーハワイを食べたが
今ではブルーハワイという言葉すら脳に書き出したのが3年ぶりで、なんだか泣けてくる。
祖父の家の近くには無人駅があって
僕は夜になると一人で其処へ行き、何も考えず、ただ時が過ぎていくのを感じた。
気づくと朝になっていることあれば、駅のベンチで寝ていることもあった。
時には線路を歩いて、スタンドバイミーの真似をした。
なんとも言えないその感情は、今でもたまに蘇る。
