2007年6月アーカイブ

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うだるような暑い夏の日、父と釣りへ出かけた。
僕は助手席へ座り、父の運転する車は海岸線を南へと走る。


釣り針と釣り糸の結び方を教えてくれたのは父だ。

ウネウネと動くゴカイのつけ方も教えてくれたのも父だ。

よく二人で釣りへ行った。
大きな魚が釣れた記憶は無い。

幼かった僕の小さな手と同じ大きさの魚を釣った僕が
父に「釣れたよ~!」と言うと、魚を針から外すことのできない僕に代わって
父が針から魚を外してくれた。


キャッチボールを教えてくれたのも父だし、火の起こし方も、カブト虫の取り方も。


人を想う優しさも、家族の暖かさも。


社会人になって初めて実家へと帰省した春に、父を飲みに誘った。
物心付いた時から決めていたことだ。

少しばかり照れくさく、そうやって二人で飲むことは初めてだった。

仕事の話、社会の話、人生の話、家族の話

父自身の話

これまでも、そうだったように。これからも良き父として、温かく見守ってください。

「ありがとう。」

2011年9月

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