2007年4月アーカイブ

思考が進むと時が止まる。
時が止まると空間の中で進む思考は止まる。

駅のホームでジャガリコを食べ続ける人を見つけた。

思考も感情も人生も、何も浮かばない。

浮かばないので僕もその人の隣でジャガリコを食べてみる。


なるほど、そういうことか。。。


「つまり、僕が黄色の蛍光ペンを使う理由を特別持っているわけではなくて、気がついたら黄色を選んでいるだけで、別に青だって赤だって別に不自由するわけじゃない。ジャガリコだろうがチョコレートだろうが本当は何でもよくて、ジャガリコを食べる理由は僕が黄色の蛍光ペンを選ぶことと繋がっていたわけですね?」


「馬鹿ですか?」と言われた。

「馬鹿かもしれない」と答えた。

「馬鹿ですね」と言われた。


「また何処かで逢うような気がします」と言われた。


この大都会で二度と出逢うはずもないのに。

液晶画面を前にニヤニヤしながら、糞不味いコーヒーを胃に流し込む。
味なんてどうでもいい、重要なのは成分なのだから。

手段なんてどうでもいい、重要なのは結果なのだから。

結果なんてどうでもいい、重要なのは手段なのだから。


あまりにも崇高な世界が見えないピエロには
全ての事象に理由なんて必要ない。

村上春樹氏の言葉を借りるとすれば
往々にして理解されないもの、とでも言おうか。

知らないことが幼稚ではなく、根拠がないことが幼稚である。

最後に桜を見たのは就職活動の帰り。

よく考え直してみると大学院卒業式の帰り。

それに気がついたお風呂場。

よくよく考え直してみると卒業式じゃなくて入学式。

それに気がついた図書館。

そんなことも思い出せないまま桜吹雪の中、小母さんが手を広げて風を感じている風景を眺めている僕。を思い出している僕。

どう見てもピエロ。

2011年9月

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