思考が進むと時が止まる。
時が止まると空間の中で進む思考は止まる。
駅のホームでジャガリコを食べ続ける人を見つけた。
思考も感情も人生も、何も浮かばない。
浮かばないので僕もその人の隣でジャガリコを食べてみる。
なるほど、そういうことか。。。
「つまり、僕が黄色の蛍光ペンを使う理由を特別持っているわけではなくて、気がついたら黄色を選んでいるだけで、別に青だって赤だって別に不自由するわけじゃない。ジャガリコだろうがチョコレートだろうが本当は何でもよくて、ジャガリコを食べる理由は僕が黄色の蛍光ペンを選ぶことと繋がっていたわけですね?」
「馬鹿ですか?」と言われた。
「馬鹿かもしれない」と答えた。
「馬鹿ですね」と言われた。
「また何処かで逢うような気がします」と言われた。
この大都会で二度と出逢うはずもないのに。
